キャバクラで稼げるのは、キャバ嬢として働ける女性だけではありません。
男性でもボーイから始めて店長にまで出世すれば、年収1,000万円超えも夢ではないということをご存知でしょうか。
年収1,000万円といえば、大手企業の中堅どころ以上の収入ですが、キャバクラの店長は早ければ20代半ばまでになることも不可能ではありません。
しかも大変な競争率を勝ち抜かないと就職できない大手企業とは違い、キャバクラはいつでも従業員を募集しているので、誰でもボーイになれてしまいます。
自分の能力1つで成り上がりたい男性にとって、ボーイは理想的な職業といっても良いでしょう。
一般的な企業に入社する場合、学歴や職務経験、現在保有しているスキルといった、採用する企業側が定めた基準があるのが普通です。
しかしボーイは違います。
たとえ高校中退でも、社会人経験が皆無でも、何の技術も持っていなくても問題なく採用してもらえるのです。
キャバクラはコミュニケーションだけでお客様に満足してもらう「究極の接客業」といえます。
そういった嘘やごまかしがきかないナイトワーク業界では、「人間力」だけが必要とされるのです。
学歴や職歴というものはただのレッテルに過ぎず、キャバクラで働く際には何の足しにもなりません。
必要なものは「絶対成り上がりたい」という、あなたの気持ち1つといえるでしょう。
先ほども少しお話ししましたが、キャバクラボーイに向いている人にも共通するように、ボーイになるために必要なものは気持ちだけです。
やる気さえあれば、誰にでも門戸が開かれているのがナイトワーク業界の懐が深いところといえるでしょう。
また一般的な企業では敬遠されてしまうような、強烈な上昇志向も歓迎されます。
普通の会社なら、「ガツガツし過ぎていて一緒にお仕事をしたくない」と思われるような人でも、キャバクラなら「野心的で見所がある」と、全く違う印象で捉えられるのです。
そしてもう1つ重要なものがあります。それは「忍耐力」です。
当たり前のことですが、キャバクラは接客業ですので、お客さんを第一に考えてお仕事をしなければいけません。
そして強烈な縦社会でもあるので、上司の命令に反抗するのは絶対にNGです。
またどれだけわがままだったとしても、毎日売上を上げてくれるキャバ嬢に対して居丈高な態度を取ることも許されません。
仕事内容にどれだけ理不尽さを感じても、我慢をして周囲を立てながら仕事をすることを求められるのがボーイです。
やる気を失ってふてくされず、何が起きても忍耐の2文字で真面目にお仕事に取り組んでいれば、必ずやお店を円滑に経営していくために欠かせない存在になれることでしょう。
さてこれまでご説明してきました通り、やる気と忍耐力さえあれば誰でもなれるのがボーイですが、いざ出世しようとするとかなり大変なお仕事といえます。
まず絶対的に必要なことは、人から好かれることです。
お客さんや上司に悪印象を持たれたら出世できなくなるのは当たり前ですが、同僚からも信頼を勝ち取る必要があります。
なぜなら自分が出世した場合、同僚のボーイたちが部下になるからです。
ナイトワーク業界にはクセの強い人も多いので、「自分の上に立つ器量がない」と思われた場合、誰も自分のいうことを聞いてはくれません。
また売上の要になるキャバ嬢も同様といえます。
出世して上の立場になるということは、部下に支えてもらうということです。
誰にも認めてもらえないようでは、たとえ出世してもすぐに降格することになるでしょう。
また頭の回転の速さも必要です。
常にイレギュラーな事態が勃発する店内で、立ち回りが下手な要領の悪い人間を上司にしたがる人はいません。
こういった地頭の良さも、上に立つ人間に求められる素養の1つです。